身体にフィットするやさしい座り心地

ダイニングチェアの座面は、ゆるやかに沈み、丸みをもった前端部へとやわらかな曲線を描いています。身体にフィットする曲面でやさしい座り心地です。
これは天童木工が得意とする成形合板の技術によって生み出されたもので、長く座っていても疲れません。
ナラの美しい木目を楽しめる板座と、多彩なファブリックバリエーションよりコーディネートいただける張座の2タイプからお選びいただけます。

テーブルの裏にある工夫

ダイニングテーブルはぜひ、天板の裏にもご注目ください。
脚と脚をつなぐ貫(ぬき)が内側に折り曲げられたような形状になっています。
脚を天板に対して斜め45度で取り付けているので、脚間にゆとりが生まれます。
また、貫が内側に入り込むによって圧迫感の無いすっきりとした印象を作り出します。
裏側や細部にまで配慮した秀逸なデザインです。

表情豊かなナラの木目

ダイニングチェアの背板と座板の木目は、まるで本を開くように左右対称に配置さています。これはブックマッチと呼ばれる技法で、木目の端正な美しさが楽しめます。
一方、ダイニングテーブルの天板は、同じ木目が同じ向きで連続して並べられています。
これはスリップマッチと呼ばれる技法で、じっくり見ても木目同士の境目がわからないほど緻密です。
これらの木目の美しさは、同じ1本の木から選び取ったほぼ同じ木目を配置することによって生まれます。
無垢材では出せない、成形合板家具ならではの表情です。

チェアとテーブルはウレタン塗装を施しています。
丈夫な塗膜で木部を保護していますので、お手入れも簡単です。
天然の木材を使用しているため、一つとして同じ木目をもった製品は存在しません。
世界にひとつだけの家具、末長く大切にお使いいただければと思います。

何度も何度も、改良を重ねたイス

このダイニングチェアは当初、公立図書館の閲覧イスとしてデザインされました。
その後テーブルを追加し、ダイニングシーンにもお使いいただける現在の形に至るまで、100回を超える改良を重ねています。
チェアは1964年に、テーブルは1966年にグッドデザイン賞を受賞。日本のプロダクトデザイン史とともに歩んできた名作家具です。

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